なごみごはん

偏屈なヲタクのひとりごと

葛藤した3ケ月を経て

滝沢歌舞伎2018大千穐楽おめでとうございました。誰一人欠けることなく走り抜けた3か月。後半は名古屋御園座こけら落とし公演という、さらに華やかな舞台として絢爛豪華な演出は今すぐ思い出されます。とにかくみなさま「お疲れさまでございました」。この言葉はキャストはもちろん裏方スタッフさん、施設関係者各位、何度も通いつめたヲタク先輩の皆様に贈らせていただきます。新規ヲタのわたしも楽しませていただきました。本当にありがとうございました。

3月末に翼くんが活動休止を余儀なくされて、まもなく新橋演舞場での滝沢歌舞伎の初日にKEN☆Tackeyデビューのお知らせ、ユニ至上主義のわたしはブログでも露呈した通り混乱し、すぐには受け容れられなかったけど、連日TwitterのTLから流れてくるレポを拝見し、いろんな滝担さん、三宅担さんの言葉に触れて、二人の関係性をとにかく自分の目で確かめたい、と思っていました。この頃に滝沢さんが「滝沢連合」で書かれた言葉に、情に流されず感傷に浸るでもなく、しっかりと自律(自立じゃないよ)して自らのスキルアップに本気でチャレンジするんだという気迫が伝わってきて、それだからわたしも本気でそれを見届けさせていただこうという斜め上からの偉そうな目線で観せていただきました(当時)。

前の記事にも書いたけどKEN☆Tackey普通にかっこよかったよ。同年にデビューするから比較して、キンプリパイセンよりもこう、なんか重みがあるっていうか。固いっていうのかな。キンプリパイセンが若さという武器をふんだんに生かした繊細な正統派キラキラ王子感で攻めてきてるとしたら、新人KEN☆Tackeyは安定の重厚感。まさにはおーーー感!!!とも言うべきか。絶対的存在感と圧倒的威圧感をもってファンをがっしりつかんで離さない、という感じかな。

たとえば、国民的アイドルと言われる嵐さんのテレビ露出に比べて、滝翼は断然露出が少なかった。これはもう周知されてることだと思うけど、滝翼は二人ともあまり表に立とう!というガツガツさを感じない。翼くんにしたってプレゾンの座長として大舞台をまとめてきた人だけど、自分は二の次で後輩や仲間へのサポートや気遣いがとても繊細だったと思う(プレゾンDVDドキュメンタリーを見た感想)。それは滝沢さんのソロコンでも同じで歌舞伎でも同じ。謙遜や遜りという日本人特有の美徳は、今の時代もうそぐわないのだよ。古めかしいタッキー&翼。平成も終わろうとしている今、その殻はもうぶち破ったほうがいい。

滝沢さんのいう「スキルアップ」の一つが、その殻をぶち破ることなら、三宅パイセンはアイドルとして美意識、プライド、実力はお手本として申し分ないお方だ。三宅パイセンにさぞやお手数をおかけしたものかと思いきや「月間テレビガイド・2008年8月号」においてV6剛くんと岡田くんのKEN☆Tackeyへの言及が、思い込み強いわたしの気持ちをふわっと軽くしてくれた。みなさんに見守られて幸せだね滝沢さん。そんな人たちが集う事務所わたしは嫌いじゃないよ。

今井さんもね、マリウスで代役務められたジャニーズWEST・桐山くんと密に連絡を取り合ってたんだってね。今井さん出演辞退したとはいえ「座長」だったと思う。そして後輩の活躍に水をさしたくないから自らは一切の言葉を発せずただ陰に潜んでいるスタンスわたしはとても好きだ。勝手な想像だけど気遣いの人翼くんならやりそうだなと思った。マリウスはまさかの体調不良で行けなかったんだけど、友人は「満席だったし楽しかったよ!」と松竹座の画像を送ってくれた。ただね、オセローについてはまだ諦めきれてない部分があって気持ち拗らしている。あのお衣装絶対翼くん似合ってた。見たかったなぁ翼くんのイアーゴー。悪い顔して悪い奴演じても目がね。あの映画「終わった人」鈴木社長の目がくりっくりで大きくて可愛くてさぁ!スクリーンの4分の1が目だったよね!?どんだけあごひげ生やしても悪ぶっても許せちゃう。ねぇ滝沢さん。生涯の伴侶として翼くんを選んだあなたの目に狂いはないわ。

滝沢歌舞伎が終わって、これから本格的にKEN☆Tackeyがデビューに向けて活動を活発化させるだろう。きっとおもしろく思わない人もいると思うけど、わたしは滝沢さんと翼くんの休止時に伝えてくれた言葉をただ信じている。タッキー&翼は解散していない。二人が話し合って決めたことだ。大舞台の座長を務めるレベルの二人が決めたことだよ。信じるに値する。タッキー&翼の滝沢さんがV6の三宅先輩の力をお借りして、スキルアップを図ろうとしてる全てを、今はただ応援するだけだ。