なごみごはん

偏屈なヲタクのひとりごと

僕らは繫がっていく

人生で最も無理をして生きていた頃、昼も夜もファミレス掛け持ちして働いていた。睡眠時間は平均2時間。深夜ヘトヘトになって帰宅して、休日前の唯一の楽しみがチャットというweb上での井戸端会議のようなバーチャル空間だった。いろんな生活パターンの方がいたので、24時間いつでも誰かがそこにいてくれた。たわいもないお話。ちょっと込み入ったお話。顔が見えない、本名すらわからない仮想空間ではあったけど、幸いな事にわたしはとてもいい人たちと出会うことができた。わざわざわたしの誕生日にはレンタカーとばしてワインを届けてくれる、ちょっと年上の姉さんのことは忘れない。いつのまにかHNから本名でのおつき合いになり、今なおリアル友人として交流させていただいている方々もいる。そこには「バツイチ」という決して自慢できるようなものではない共通項があって、だけどだからこそ安心できる場所でもあったし、公には理解されない想いすら共有してもらえる支えでもあった。顔が見えないから、という怖さもあった。嫌な事もあったが一人ではなかったので対処できた。いろいろ勉強させられた。いろいろと勉強をさせてもらえた。そして救われた。それがわたしにとってのチャットという世界。

最近はSNSが主流になってチャットという言葉すら忘れかけていた。しかし今回web視聴会をしよう!ということになって、その心の拠り所的なバーチャル空間を、再び利用できることになった。ワクワクしないわけがない。今回は特に趣旨も明確だし、大好きな「タッキー&翼」をただ一緒に愛でたい、ただ「好き!」と叫びたい人たちだけが集まってくる。オープンにしているけど「よそ者」は加われない。なぜならそこはヲタクの集団だから。ヲタク最強。いつでもペンラを武器に闘う覚悟があるツワモノ揃いだからなっ。

なごみ家は全員がヲタク気質を備えているので「滝翼DVDweb視聴会」に対しても理解がある。わたしと次男が参加するので、テレビ大好き相方はお菓子と飲物を持って早々に別部屋に避難する。長男はポケ活。つまりリビングは滝翼視聴会の公認会場となる。わたしはPCで、次男ipadでチャットスタンバイ。傍らにタオルは忘れずに。そのタオルは何故かセカオワあるいはヴィッセル神戸のマフラータオル。だって回しやすいんだもん。web視聴会だからみんなにはバレない。タオルは振り回すことに意義がある!セカオワでもヴィッセルでも何ら問題はない!重要なのは部屋の真ん中に広い空間を作ること。時おりそこで飛んだり跳ねたりする。特にユメモの間奏ではわちゃわちゃするので空間は必要。テーブルどかしてスタンバイ。こんだけ完璧な視聴会会場って他にないかも知れない。ヲタク満喫。ヲタク満足。

一昨日昨日と2夜連続の視聴会は3連休ということもあって翼担の次男(6年生)も参加させていただいた。次男にとってはネット社会を学ぶいい機会でもある。発言のタイミング、雰囲気や空気を読む必要性。ご参加のみなさんにも優しくしてもらえて本当に次男は幸せだよ。ありがとうございます。次男はきっといい子に育つはず。いや育たないと全安藤さんが黙ってないからなっ!←安藤さんを勝手に味方につけプレッシャーを与える思春期対策。

それにしても視聴会は楽しい。中には現場に参戦した安藤さんもいらっしゃって、当時の貴重なお話を聞かせてもらえてDVDがよりリアルに感じられる。すごく貴重。当面の現場が見込めない今だからこそ、本当にありがたい。一緒に寂しくなったり、一緒に楽しくなったり、一緒に悲しくなったり。一人の方がいいって方もいるだろうけど、わたしは誰かがいてくれると救われる。めんどくせーやつです。寂しがりです。

視聴会はこれからも続けます。できれば月一くらいで定期開催できたらいいなと思っている。ゆるーい感じで自由気ままに、長く続けていくことを大切に考えたいから、自分にも、みなさんにも「義務」にはしたくない。ただ楽しみたい。それだけでいい。そしてチャット開設してくれたり、いろいろ教えてくれる雨水先輩ありがとうございます。「何もしてないよ」って言われるけど、やっぱりありがとうございます。そして、あわよくば「タキツバファンすげーな!」って全く通りすがりの方々にも覗いてみてもらえるといいな、とも思っている。タキツバファンはすげーよ。何がすごいか確かめに来て。

ところで「Heartful Voice」いい曲だねぇ。最後に、ちょっと歌詞を変えてご紹介。

明日だって、その先だって、みんなの記憶、重なっていく。

ずっと、だからずっと、僕らは繫がっていく。

僕らは信じ合っていく。