なごみごはん

偏屈なヲタクのひとりごと

なごみ家のタキツバ会議

世の中言ったもん勝ちだなと思うことがある。もしもそれが偏った言葉だとしても、文字として音として現れたそれは、目や耳に入った人に情報として無差別に取り込まれる。そしてそれに異論がない場合、それが大多数となり正しいと認識されてしまう。だからつまり何がどうって、思ったことは正しくても間違ってても言わなあかんってことだ。

一昨日だったかテスト前勉強の合間に、次男と恒例の「タキツバ会議」をした。うちでは恒例行事となっている。そして「本人不在の」というタキツバ界隈ではすっかりお馴染みのフレーズは付く。つまり、滝担のわたしと翼担の次男が、二人に成り代わって今後のことを相談する会議だ。ひっじょーに勝手なことをしているのだけど、そのおかげでわが家のタキツバ界隈は常に平穏で安泰。

今日も勝手なことを書く。ええ書きますとも。ここはわたしのお部屋だから。公共の場所に変わりないが、Twitterのような特定のフォロワーさん方に向けて問答無用にタイムラインへ垂れ流すで場ではないことを確認した上で。

 

 

実は、タキツバが解散に至ったことで最も苦しんで最も悲しんでるのは滝沢さんじゃないかと思っている。それはもうけっこう以前からそう思っている。過去エピなどを聞くと、滝沢さんがどれだけタキツバに思い入れがあって、どれだけ愛してきて、ものすごく守ってきたことを、割と簡単に知ることができる。わたしは滝沢さんについて、とっても実直な人だと思っていて、言動そのものにあまり嘘を感じない。いやこれある意味嘘だらけだともいえるので書き方としては微妙だけど。嘘つくくらいなら、きっと押し黙ると思うんだ。その押し黙りがここ数年続いていた。だから疑惑が広まり良からぬ噂が絶えない。今だってそうだよ。肝心なことは何もわからない。結果だけドーンと出されている感じ。事務所のみんながそうだ。みんな空気を読んで含ませている。そして本音を言うと必ずそれを吹き飛ばすような笑いを入れてごまかしてくる。最近の滝電*1で二回ほどそれを感じた。解散について言及した日のブロッコリー問題と、ずっとKEN☆Tackey曲を流し続けていたのに突然ソロ曲しかも「願い」を流した後の早口言葉疑惑だ。あの人が支離滅裂でトンチキな何かをぶっこんで来るときは、だいたい何かをごまかす時だ。だ。と言ってもう断言した。おそらく滝担のお姉さま方は全てを察して騒がない。滝担の方がユニに言及しないのも、ユニに期待をしないのも、そういった彼の側面を熟知されていて尊重されているのだと思う。

それじゃ一体翼くんはどうなの?ということになると、わたしには皆目見当がつかない。だから「早く元気になってね」としか言えない。しかし、不確かだけど目情によるとジムに通ってたり、親友さんと焼き肉食べに行ってたり、野球観戦を楽しんでいるという。解散時の新聞報道でも日常生活にはほとんど支障がないところまで回復しているとあった。心が狭いわたしなんかつい翼くんはタキツバ解散して平気なの?と思ってしまいがちだ。その中で最もわたしが引っかかるのはジムに行けてること。ジムってあんためまいは大丈夫なのかよ!?とツッコまずにはいられない。しかしわが家の強火翼担はこう語る。「翼は今やっと解放されて自由なんだ」と。なんだよその重圧って一体。次男曰く、それは事務所がどうとか誰がどうとかそういうものではなく「自分が作り出してしまったプレッシャー」なんだそうだ。翼はそういう人だから、と次男は真顔で答える。その表情は否定を許さない圧すら感じる。彼らが事務所入りした年齢と次男の今が重なる。その年齢からずーっと「公人であり続けるプレッシャー」は計り知れないと次男が言う。これがけっこうな説得力なのだ。さらに「決してタッキーが嫌いなわけでもタキツバが嫌になったわけでもない」と言う。「長年連れ添った夫婦でも倦怠期くらいあるやろ?」と13歳男子に言われて、お、おおぅ……と納得せざるを得ないアラフィフ母。

こういう時しみじみと、わたしは滝担で次男は翼担なんだなと思う。正しいかどうかなんて、田舎暮らしの母息子には知る由もない。なんならきっと間違えたまま理解している。だけど、けっこう対等に、そしてまじめにタキツバ会議が繰り広げられている。人の感情として不安が高じるとつい怒りに走ってしまいがちだけど、わが家はいたって平穏だ。どちらかというとわたしの方がつい感情的になりがちだけど、次男がいたって穏やか。男性目線なのかなぁ。とにかく不思議な説得力がある。彼はいつだって自担を信じている。ヲタクの鑑だ。子供に教えられることはたくさんある。

 

毎週末ごとに到来していた台風も落ち着いて、秋の風が吹き始めた。金木犀が甘い香りを漂わせる。タキツバ界隈もだんだん寂しくなってきた。担降りする方も離れる方も目立ってきた。わたしは解散発表から今日までの一ヶ月、盛大と泣いたり時に怒ったり叫んだりしてきたけど、一つだけ覚悟を決めたのは決して担降りすることはない、ということだ。わたしはかつて伝説のJr.小原裕貴くんが引退した時にいったん全てのジャニーズから離れた。だけど今回はもう離れることをしないと決めた。同じことは繰り返さない。生涯滝担でいこうと思う。そして当面は彼の現役引退に断固反対する。自担が本気なら、わたしも本気だ。

翼くんのことは次男に任せる。頼むよ次男!こっちも頑張るよ。もう頑固同士意地の張り合いになるかもしれないけど。

*1:滝沢さんのレギュラーラジオ番組。タッキーの滝沢電波城