なごみごはん

偏屈なヲタクのひとりごと

新春魂から始まるタキツバ第三章

たとえば「エゴサーチ」ってあるじゃないですか。良くも悪くも社会からの評価を調べるあれです。わたしが心配な滝沢さんは、絶っっっっっ対そんな恐ろしいことできない人だと思ってます。彼は10代の頃からもうそれはそれは傷ついて凹んで、それが頑なになった元でもあるから。

しゃべらない男・滝沢秀明について勝手に考察してみた。だってしゃべらないんだもん。わかんねーじゃないか。わかんねーなら勝手に何かしら答えらしきものを見つけるしかない。幸い想像と妄想は大の得意なんで、わたしにとっては都合がいい。無責任に書きますよ。訂正あるならしゃべってね滝沢さん。

さて正統派ジャニーズ誰もが認めるイケメンタッキー、あの人実はコンプレックスの塊じゃないかと思っている。子供の頃から憧れて大好きでもう、どうしようもなかったプロレス業界に、身長が、体が小さくて、チャレンジすることすら許されなかったのが人生序盤の大きな挫折。その時点でまず「自分はダメだ」と打ちひしがれたはず。早いよ滝沢さん、いくつの時だよ。それから気をとり直して芸能界に踏み込むわけですが、その時もう大きな挫折を知った後だからハングリー精神ハンパないです滝沢少年。努力して越えられる壁は何でもして越えてきたと想像できる。だって体の大きさ身長は、努力しても限界があって越えられない壁だけど、ダンスや歌は練習したらある程度は上達できる。常に「悔しさ」が根底にあるから、負けず嫌いな性格もあいまってそれは爆発的なパワーとなる。努力して努力して、やっと手にした立ち位置。それがjr.黄金期。

しかしまたそこで出る杭は打たれてしまう。夜会で言ってた「みんな敵だと思ってた」という言葉が刺さる。聞いてて痛いよ滝沢さん。それも振り切って、やっと見つけた自分の立ち位置で務める。風当たりがキツくても他にもう道はないと覚悟決めてるから弱音は吐かない、振り返らない。そしてその頃から少しずつ、余計なことを口に出さない職人気質の昭和男になる。古いよ古い。滝沢さんそれ古い。不言実行。男は黙って実力と実績で周囲を納得させる手法に出る。もともと口上手くないからね。ボキャブラリー少ないし大事なところで噛むし。ただ想いは全部表情に現れる。ダダ漏れ。それがデビュー間もなくドラマ仕事やらせてもらったことや史上最年少で大河ドラマの主役を経て培ってきたものでもあるんだろう。わたしの好きポイントでもある。また、今の今までふざけてても先輩の曲をやる時にはキュッと緊張した顔になる。先輩の曲を傷つけないように、泥を塗らないように、大切に扱おうという気持ちが表情に表れる。翼くんにちょっかいかけてもらって、やっとフッと力が抜け柔らかい表情に戻れる。自分からはできないんだよ、油断したところを攻撃されるのが怖いから。気を抜いちゃいけないと思ってる。失礼があっちゃいけないと思ってる。不器用だから、抜き所がわかんないの。ほんと不器用。

そこを全部中和してくれるのが翼くんの存在であって、それは誰よりも滝沢さん自身がよーくわかってると思う。だから翼くんとのユニデビューにこだわったと思うし、今回だって解散ではなく休止という形にこぎつけた。彼らは今「ユニ活に持ちかえるためのスキルアップをソロ活を通してがんばって」いる。2014年に翼くんが倒れて、それは無かったことにはできないし、しちゃいけないと思う。滝担だから無責任に言ってるわけじゃない。わたしも病気で苦しんだ過去があるから。それを経ての2016年新春魂。わたしこれを観るのがすごく怖かった。先輩方のレビューを読んでも事前にお話を伺っても、やっぱり最初は観る気になれなかった。だけどそろそろと二人のソロ活情報が流れ始めた時点で「観なきゃ」と思った。先輩オススメのBDで。機器も夫を丸め込んで購入に成功w

滝翼祭や未来魂のような二人はそこに居なかった。だが、それよりもっと「いいもの」があった。わたしごときが言うのもなんだけど小さく輝く原石のようなものを確かに観た。これもっと大きく光り輝いたらえらいことになるんちゃう??という原型がすでにあった。それが「epilogue」。こんな二人見たことない。こんなタキツバ見たことない。もう鳥肌。このまま終わる訳がない。「タッキー&翼」の第三章は、きっとここから始まると思った。これまでのどんなイチャコラよりも濃密で近い距離感。あの、大丈夫です。人として、純粋にいいやつです。怪しいやつではありませんからどうかご安心を。

こちらDVDでも販売されていますが、

 BDの映像はすごいキレイ。青い光が幻想的でたまりません。

人って思うほど強くない。弱いからがんばれるし堕ちるから上がれる。滝沢さんは言葉ないけど表情でたくさん語る人だよ。わたしは普段仕事で見られないのだけどBSで再放送している大河「義経」でも滝沢さん目で語ってる。翼くんは言葉にしたり伝えたりする感性がすごく豊かだからわかりやすいけど、わたしは不器用な滝沢さんから受け取れる数少ない変人だと思う。なぜならわたしも超絶不器用な職人気質の頑固親父だから。いつも反発されて嫌われる。それに対して言い訳したいとも思わない。わかる人だけわかってくれたらいいとか傷つきながら思ってる。だけどもうそれやめた。嫌われていいやん。不器用でもいいやん。うまくやれなくてもいいやん。失敗してもいいやん。あなたに悪意がないのは知ってる。一生懸命なのも、みんな知ってる。もっとラクに生きたらいいよ。そしてどうか翼くん、滝沢さんを見捨てないでね。滝沢さんは翼くんが居てくれないと本当に困る。

改めて新春魂みて「タッキー&翼の第三章」にすごくワクワクしている。そしてわたしも自然体でラクに生きようと思う。新春魂まだの安藤さんにもぜひ観て欲しいと思う。新しい未来のタキツバが垣間見れると思うから。