なごみごはん

偏屈なヲタクのひとりごと

時間旅行で迷子になった

時間は誰にも止められない。どうしたって止まらない。淡々と流れていく。それは誰にでも平等で時に非情。そして無情。自分が生まれてからの時間も否応なしに積み重なる。人は生まれた瞬間から死に向かっているとも言う。最近では誕生日が来るたび数字に唖然としてショックを受ける。もはやホラー。ああもう全て無かったことにしたい。

誕生日と言えば10月17日は我らがタッキー&翼のセクシーダイナマイト担当今井翼くんの誕生日だった。通称ツバースディー。なるほど。新米安藤のわたしにはいちいち新鮮☆いろいろ考えた末わたしのような一般ピーポーがスターに想いを届けるには「数字」で証明するしかないと判断、無事に公約どおり翼くんへのお祝いの気持ちをCD購入という形で届けて満足。わたしね、未だかつてこんなことまでしてCD買ったことないからね?セカオワだってこんな買い方してない。大丈夫かわたし。くどいようだがもしも彼らが活動休止してなかったら、もっと生温いファンだったに違いない。これはもう絶対。やはり滝翼売り出し戦略にまんまとはめられた感は否めない。怖いくらい短期間でじわじわ溜まっていく滝翼CD&DVD。傍らでホクホク顔の次男。最近は次男から「プレゾン♪プレゾン♪」と熱いコールを投げられている。ちょっと待って兄さん。わたしまじでヤバいから。お財布事情とか懐事情とかお小遣い事情とかホラ、ね。と言いつつなんだかんだ言い訳考えては買っちゃうんだろなと予測する自分が怖い。これもう大丈夫なレベルじゃない。たぶん末期。ヲタ確定。

そんな感じのハイペースでどんどんわたしの滝翼活動は進行している。止められない時間と止められない滝翼熱。自然の摂理には逆らっちゃいかん。時間旅行は輝き増して進まねばならない。しかし新米安藤のわたしには時間を退行する現実もある。それが過去DVDや過去データを今なうで見まくる!という現象。たとえば「某白髪染めCM事情かめっきり黒髪が定着しつつあるおでこ全開たまにテカってしまうお年頃タッキー♡(わたし調べ)」がわたしにとっての滝沢さんヒストリーのスタートで、そこからどんどん過去の「金髪チャラ男めっちゃ生意気いけいけGOGOだけど悔しいくらい美少年タッキー♡(わたし調べ)」へと反対方向に進んでいる。そして過去に行きついて我に返って今とのギャップに耐え切れず撃沈。なんだかね。過去に行き着けば行き着くほど悲しくなる。なんていうか、切なくなる。今の滝沢さんと今井さんの「タッキー&翼」が見られない限り、そうするしかない。彼らに会いたいと思えば過去を探すしかない。そしたらどんどん今とかけ離れていっちゃう。このギャップをどうしたら埋められるんだろ?

そんな矢先ちょっとそのギャップの振り幅を狭めてくれるものに出会った。それがこれ。

TEN (初回生産限定 10thPAST盤) (AL2枚組+DVD)

TEN (初回生産限定 10thPAST盤) (AL2枚組+DVD)

 

 この初回生産限定10thPAST盤についてくるDVDに救われた。これは2012年9月11日ちょうどデビュー10周年記念日にリリースされた2枚組CD「TEN」についてくる、10周年イベントの模様が収録されたDVD。このオマケとも言えるDVDが秀逸すぎてうれし泣き。オマケという定義がわからなくなるほどのクオリティ。みんな大好きイチャコラあり。しかし最もわたしを救ってくれたのは「30歳のタッキー&翼がJr.時代の映像をバックにJr.時代の楽曲を歌い踊る」という奇跡。わたしはJr.黄金期の「恋はあせらず」が好きだった。唯一当時を思い出せる楽曲。そしてこの曲では必ず伝説のJr.小原裕貴くんが脳裏に浮かぶ。当時のタッキーと翼くんも然ることながら小原くんがまたこれが。小原くんも映っていそうな過去映像をバックに30歳のタキツバが「恋はあせらず」を歌い踊る。もう家族がいるのも忘れて「かわいいいいいい!」を叫ぶ。後から次男が言うには実に16回「かわいいいいい!」を叫んでいたらしい(←数えたんかぃ!)。もはや正確には歌なんて聴いちゃいねぇ。映像だけでおなかいっぱい。この特典DVDこそが、まさにわたしの心の隙間を埋めてくれた。過去のタキツバと今のタキツバ。ようやく繫がってホッとした。10thPAST盤CDを買ってよかった。教えてくれた先輩安藤さんありがとう♡

時間旅行でちょっと迷子になった。でもまた戻ってこれて良かったというお話。わたしは前髪をパサッと下ろした35歳の滝沢さんが見たい。100歩譲って金髪じゃなくていいから。